まず初めにあげられるディメリットとしては、マシンがかなり高額であるということでしょう。現行のモデルとして販売されているものの中で一番やすいモデル(パーソナルパワープレート)でも30万程度という価格なので、個人で購入する場合にはかなり敷居の高い商品と言わざるを得ません。それ以外にディメリットになることが次のもの。
■ サイズ感と設置スペースの確保
パーソナルパワープレートは最も小さいモデル(パーソナルパワープレート)でも横幅が70㎝程度(重量15kg)と、ほかの一般的な振動タイプのトレーニング器と比較するとかなり大きいため、狭いスペースに置いておきたい場合や、使う時だけ取り出して使用するといった使用には向いていません。特に従来モデル(パワープレート)を使用する場合には設置できるスペースの確保が必須。マシン上だけでのポーズのほか、マシンの外から体の一部をプレートに乗せて行うものがほとんどなので、設置スペースに加え、ポーズをとるための十分なスペースも必要となります。
■ ロコモティブシンドロームの場合はサポートが必要
筋肉が落ちて衰弱してしまうことによって日常的な動作ができなくなってしまうといった症状がおこるロコモティブシンドロームは高齢者の中でも最も多い症例となっていますが、このような高齢者の人がパーソナルパワープレートを使用して筋力UPをしようとする場合、ある程度自分の筋力がつくまでは他の人のサポートが必要となります。一人で行うと転倒などの恐れがあるため、注意が必要です。
■ トレーナーの育成が必須である(クリニックの場合)
パワープレートで効果を上げるためには、正しい使用方法を学ぶことが必須となります。これは、パーソナルパワープレートが一般的な機器とは異なり、使用する人のポーズや振動の設定によっては効果を十分にあげることができないからです。クリニックなどの施設で使用する場合には患者に対して使用方法を説明するスタッフの育成や人材の確保が必要になるため、マシンそのものに対する投資のほかにも投資しなければならない要素が発生する可能性があります。
■ 継続して使用することが必要
一回の使用時間の目安として30秒から15分程度とかなり短いのが特徴のパワープレートですが、筋力アップやパフォーマンス向上を目指すには体が変化するまである程度継続して使用することが必要になります。自宅にパワープレートがない場合には設置している施設に頻繁に通う必要があり、それ自体が難しい場合には効果を実感できないことがあります。